こんにちは。おっくんです。
今回は、取捨選択についてのお話をした
いと思います。
私自身も上手に使えるとは言えませんが、
受験でこれを上手に使えれば、合格にま
た一歩近づくと考えます。
本記事では、これについての話をします。
ご高覧頂ければ、大変幸いです。
目次
1.受験における取捨選択の活用
出典元:https://school.stephouse.jp
取捨選択とは、
必要な物だけを残し、不要な物を捨てる
ことです。
受験でしようと思うものの、意外に難し
いと感じたことは無いでしょうか?
難しいと感じられた理由は、
受験に関連する情報は全て有益
と感じるからだと思います。
この感情が強ければ強いほど、それが邪
魔をして捨てることができなくなります。
ただ、書籍のように単に捨てられなくて
困っている、で終わるのであれば、この
ような課題は空間が解決してくれるでし
ょう。
ですが、このように解決とはならないこ
とも有ります。
ここで、以下の名言をご紹介します。
日本資本主義の父と言われている渋沢栄
一氏の名言です。
「…あまり見聞のみを博くしても、その
人に取捨の見識がなければ、選択の見当
がつかなくなって迷うようになるものだ。」
出典元:https://intojapanwaraku.com
歴史上においても取捨選択能力の重要さ
が述べられていますが、受験においても
この考えは重要です。
受験は、試験本番までの時間は制約され
ているからです。
この取捨選択能力が不足していれば、最
終的に不本意な結果が自身に還ってくる
可能性が有ります。
それでは、受験における取捨選択の具体
的な話を次にしようと思います。
2.受験における取るより捨てる重要性とは?
出典元:https://www.ac-illust.com
受験においては取るよりも寧ろ、
捨てる
が重要です。
その重要性は、
・対策に関係ないことは一切やらない
です。あとあと必要になるのでは、など
の不安の感情に駆られても、でです。
2-1.取捨選択の事例
状況に応じて捨てられることですが、こ
こで受験に関する話をする前に以下に簡
単な問いを出します。
(問いはここから)
-状況
「あなたは、手漕ぎ船をオールで漕いで
航海しています。日没が近づき、港に入
らなければいけません。ところが、長時
間オールを漕いできたために体が疲弊し、
一番近くの港に着くには1時間かかります
。その港はあと30分で閉まり、閉まった後
は受け付けてもらえません。」
このような状況になった場合、あなたな
らどうされますか?
(問いはここまで)
諦めて船の上で寝るだと、寝ている間に
船が勝手に動き、周りが海だけになって
遭難する可能性が出てきます。
ですので、港に入って地上で停泊するの
が安全です。
解答はいろいろ有りますが、以下が一例
でしょう。
[ここから]
(オールなどの船を漕ぐのに)
・最低限必要な物だけを残す
かつ
(水と食料などの)
・現時点で必要ない物は捨てる
[ここまで]
最も大事な目的は、
停泊するための港にいち早く辿り着く
ことだからです。
ただ、ここではあと30分後に港は封鎖
となってしまうのに対し、体力的な事を
考えて一番近い港でも1時間近くかかる、
と言う制約が付きます。
制約をクリアするには、まず一歩でも多
く目指す港に近づいていなければならな
いので、動くこと、そして所要時間を縮
めることです。そのためには、
身軽にすること
です。身軽にする具体的な方法として、
前記の水や食料を捨てることです。
確かに水や食料は航海する上で大事な物
です。しかしながら、この状況では、お
荷物になっていますよね。
ここで考えて頂きたいのですが、水や食
料は着いた港の街でまた調達すればよい、
と思いませんか?
勿体ないかもしれませんが、今はとりあ
えず捨てて、「港に辿り着く」を最優先
した方が賢明です。
以下の様な名言もあるぐらいです。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
この名言からも上記の決断は決して間違
いではない、と言えることでしょう。
2-2.受験における「捨てる」体験
2-1.取捨選択の例で述べたことは受
験でも必要となることは多々あります。
私自身も大学受験で
「捨てる」が功を奏した
体験があります。以下に述べます。
1年浪人して現在は母校となった旧帝大
に入りましたが、現役の時も受験しまし
た。
旧帝大だけに、現役の時はいろいろな問
題集に手を広げ、手当たり次第に問題を
解いていました。
結果は、否でした。
1年後にその大学の受験に再挑戦するた
め、こなす問題の量を増やそうと考えま
した。
しかし、やればやるほど精神的に追い込
まれました。
本番までの時間も迫って来て、もはや抱
えきれなくなった時、あることに気づい
たのです。
ただ、ひたすら問題を解くことが目的
になっている、と。本来の目的を見失
っていることに感づいたのです。
そこで、今一番大事な事は何か、と自問
自答しました。それは、
第一志望合格
でした。
そこから、第一志望合格に焦点をあてた
勉強方法に切り替えました。
そうすると、第一志望に向けて無駄とな
る勉強に次々と気づくようになりました。
無駄な勉強は全て
第一志望合格の可能性を下げる
要因と見なし、感情を一切捨て、
今は一切やらない、ひとまず横に置く
と決めました。
さらに覚悟も決めました。
第一志望に合格しさえすればよい
と。
具体的行為として、第一志望に関連性の
薄いと思われる市販の参考書や問題集は
片っ端から段ボール箱に詰めました※。
※箱に詰めて以後、必要になることはあ
りませんでした。
捨てて身軽にしたのです。
とにかく
第一志望合格に特化した勉強
を心掛けました。併せて、
こなす問題の分量はこれで十分
とし、足らなければ足せばよい※と覚悟
も決めました。
※実際には足りない、と言う状況にはなり
ませんでした
結果は、
合格
でした。
このとき、やらなければいけないことを
ひたすらやるよりは、そのような欲を抑
えて、できる分量に抑えてその量を確実
にやることが大切であることも学びまし
た。
その大切さに気付くきっかけを与えてく
れたのがまさに
捨てる
でした。
ここで私自身は言います。
「捨てる」は目的を明確化する大事な手法
にもなると。
受験のような時間が制約された状況の中
で合格するためには、「捨てる」がどれ
だけ的確にできるか、がより重要になる
と考えます。
※参考に以下です。
↓
現状のままでは達成することが困難、あ
るいはやることが多すぎてどれから手を
付けて良いかが判らなくなった場合など
に活用して頂ければ、大変幸いです。
3.おわりに
的確に捨てられることが身に付くと、別
の恩恵が有ったりします。本当に大事な
事が見えることです。
見えることは気づくことにも繋がり、こ
れまで判らなかったことが判るようにな
るのです。
皆さまがご自身で必要と感じている物、
実は本来は必要ではない、と言うことが
大いにあったりします。
ぜひ、ご自身の能力向上の一助として頂
ければ、大変幸いに存じます。
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