こんにちは。おっくんです。
受験で合格を勝ち取るためには及第点を
獲らなければなりません。
参考書や問題集(以後、まとめて受験書
籍)などで知識を培っただけでは、及第
点を獲るためには不十分だったりします。
そこから更なる対策が必要なのですが、
受験生として意外にも怠りがちな作業だ
ったりします。
しかしながら、その怠りがちな対策こそ
が合否を最も左右するものと考えます。
今回は、それについてお話をしたいと思
います。
目次
1.受験で答案作成の対策は重要です
出典元:http://jitsuryoku.jp
先に更なる対策が必要と言いましたが、
それは、
答案作成
です。
なぜ必要かと言いますと、
合否を決める唯一の判断対象
だからです。
受験勉強するにあたって、受験書籍はそ
れなりに使われると思います。そして、
受験に必要な学力や知識は、それなりに
培われると思います。
しかしながら、受験に必要な学力や知識
を付けることは全国の受験生皆がしてい
ることであって、そこで差が付くことは
ほとんど無いでしょう。
一方で試験の合否を決める唯一の評価対
象は、試験本番に手渡される答案用紙に
書いた内容です。
合格するためには、前記の培った学力と
知識を答案用紙の上で示さなければなら
なりません。
学力や知識を付けることと、答案作成能
力は別物なのです。
その答案作成ですが、知識や学力を単に
示すだけでは不十分です。
では、答案作成する上で意識して欲しい
ことを次にお伝えいたします。
2.受験で上手な答案作成方法とは?
出典元:https://www.kaisei-group.co.jp
上手な答案作成方法そして意識して欲し
いこととは、以下の2つです。
➀.出題意図をしっかり押さえる
②.必要な部分のみを簡潔明瞭に書く
1.受験で答案作成の対策は重要です、
でも述べたように、受験では答案用紙の
内容が、評価対象の全てです。
それだけに答案は慎重に考えて作成する
必要があります。ここの作業をでたらめ
にしてしまうと、これまでの努力が水泡
に帰す、というぐらいに考えて下さい。
では、上記の2つについて次にそれぞれ
説明したいと思います。
2-1.出題意図をしっかり押さえる
具体的には、
・問題中での出題単元項目を推察する
です。
それは、どの科目についても出題するこ
とは何か意図を持っているからです。
試験問題を作成する際、問題作成者は解
く上で核とする単元項目(以後、「核」)
を盛り込んで、受験生に向けて出題をし
ます。
核とは大学受験で言えば、高校生の時に
学んだ内容です(主に教科書の内容)。
採点の際、その核をしっかり押さえてい
るかどうか、を最もチェックされます。
核をしっかり押さえた上で自身の知識と
学力を最大限に発揮することがまず必要
です。
核をしっかり押さえていなければ、高得
点は望めません。合格の可能性もその分、
下がる可能性があります。
相手の意図を読み取った上で、自身の知
識と学力をアピールできることがまず、
上手な答案作成に必要な能力です。
ただ、出題意図を読み取って、知識と学
力をアピールする際もまた必要になるこ
とが有ります。それを次に述べます。
2-2.必要な部分のみを簡潔明瞭に書く
具体的には
・骨子を採点者に判りやすいように書く
です。
骨子とは最も重要な部分で、答案ではこ
こが判りやすく書ければ実は十分に合格
点だったりします。
そして、できるだけ簡素でわかりやすく
書くことをを心掛けてみましょう。
例えば、最低限説明しなければならない
部分だけを理路整然と一貫して手短に書
くことです。
与えられる答案用紙の面積に対して書く
量が少なくても(節度も有りますが)、
きちんと書くべきことをしっかり書いて
おけば、半分でも構わないのです。
寧ろ、大事な事だけを書けばもう、要ら
ないことを書くのは辞めよう、とにかく
簡潔明瞭に、などと捨て身の心も大事に
しましょう。
※参考
↓
逆に窮屈に書いた答案は、読みにくさも
それだけ増幅してしまう可能性がありま
す。
採点者は、受験生側からすれば、お友達
でも知り合いでもない見ず知らずの人で
す。
答案用紙で合格点を獲るには、この見ず
知らずの人に対して、出題意図を的確に
読み取った上で、盤石な知識と学力を明
確に伝えなければならないのです。
聞いただけですごく大変に感じるかもし
れませんが、これが合格することの難し
さの一つなのです。
そのために採点者という読み手の立場に
立って書くことを心掛けて下さい。
こういった能力は一朝一夕にして身に付
くものではありません。常日頃から意識
してやってみましょう。
模擬試験を受けられて、できたつもりが
得点は思うほどではなかった、という経
験は無いでしょうか?
それは、読み手の目線に立って書く能力
が不十分、と言う警報です。
採点者が捉えたことは、正直な反応です。
得点が思わしくなかった場合、自身に問
題があることを素直に受け止めて危機感
を持って、改善しましょう。
3.おわりに
本記事では、答案作成の大変さをお伝え
しましたが、答案作成能力は受験に限り
必要なものではありません。上級学校を
出て社会に出てからも実は必要だったり
します。
それは日本の社会は大抵、書類のみで審
査、書類に書いてある内容のみですべて
を判断などと一貫した「書面主義」だか
らです。
身近な例では、裁判です。裁判は書類に
書いてある内容のみが有効で、これにて
法的論争が行われます。
それだけに試験を突破するためだけでは
なく、生活する上で必要な能力と捉えて
磨き続けて頂ければ、と思います。
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