こんにちは。おっくんです。
今回は、受験におけるマインド面につい
てお話をして行きたいと思います。
大学受験においては、高校受験(さらに
は中学受験,以後は中・高受験)には無い
取り組み方が新たに必要になります。
ところが大学進学を目指すにあたり、高
校三年間を中学生まで(以後は小・中学
生)と同じ感覚で三年間過ごし、大学受
験を中・高受験と同じような感覚と捉え
て臨む高校生が後を絶ちません。
そこで今回、高校生として新たな取り組
み方を知って頂きたいと思い、発信する
こととしました。もし心当たりがあるな
らば、参考にして頂きたいです。
目次
1.受験の正しい目的設定とは?
正しい目的設定は勿論、
第一志望合格
です。
今でも有るようですが毎年、進学先の高
校が決まった(あるいは高校受験本番直
前の)中学生同士で集まって、飛び交う
恒例の質問があります。それは、
高校に入ったら、どこに行く(どこを目
指す)?
です。
これに対して、以下の回答をしたことが
ある、あるいは行動が思い当たる人、要
注意です。
- 「(学習塾名※)です。」
※個人塾から大手予備校等と大学受験科
の学習塾です。
一見すると計画的そして学習意欲が高い
回答に感じられるかもしれません。
しかしながら、中学生さらには高校入学
後も上記の回答や行動をして、そのまま
高校三年間を過ごした生徒の大半が大学
受験では、不本意な結果となっています。
では、どうしてこのような結果となった
のでしょうか? 理由は、
本来の目的から逸れているから
です。
前記の質問で学習塾名を真っ先に回答し
た生徒は無意識のうちにマインドが、
大学に合格するために学習塾に行く
ではなく、
学習塾に行くために大学に合格する
になっているのです。
このようなマインドになってしまえば、
大学合格と言う本来達成すべき目的が二
の次になり、だんだん目的が見失われて
しまいがちになります。
では、本来の目的から逸れていく経緯を
踏まえ、高校生として必要となる新たな
マインドについて次に述べたいと思いま
す。
2.受験では自分のスタンス確立が大切
自分のスタンス確立が大切なのは、本来
一人で行ってきて、一人で勝ち取ってくる
ものだからです。
1.受験の正しい目的設定とは?で本来の
目的から逸れていく引き金は、
高校受験合格の栄光
です。
では、それがどのように誤った思考に進
むのかを次に話します。
2-1.誤った思考はどのような方向へ?
1.受験の正しい目的設定とは?で述べた
マインドは、意外にも中・高受験生の時
にサクサクと名だたる中・高に合格した
生徒にしばしば見受けられます。
名だたる高校合格を目指す場合、大抵は
学習塾が手厚いバックアップをしてくれ
ることと思います。それを上手く活用す
れば合格できるのが大半だと思います。
しかしながら、ここである勘違いが生じ
るのです。それは、以下です。
・高校受験と同様、大学に合格できるカ
リキュラムがしっかりと組まれており、
それに乗りさえすれば良い
以前の記事でも述べましたが、中・高受
験と大学受験とは一線を画すものです。
↓
中・高受験の場合、合格できたのは親御
さんが資金をつぎ込んでくれたのは言う
までもありませんが、加えて学習塾が予
め中・高合格のための有益な情報収集、
さらには情報の取捨選択をしてくれてい
た、等が多大にあるのです。
ところが、合格した当の中・高受験生本
人は自分の実力と勘違いをしてしまいが
ちになります。
さらによろしくないのは、高校受験の栄
光が邪魔をし、過去の考えから脱却でき
ずに新たな思考を創作できなくなること
です。
学習塾に行き、効率的に勉強することは
勿論大事ですが、度を過ぎた依存が宜し
くない、と言うことです。
では、そのようにならないために新たに
持つべきマインドを次に説明します。
2-1.新たに持つべきマインドについて
新たに持つべきマインドとは、
高い自主性
です。
大学受験の学習塾は基本、中・高受験の
それに見られたような手厚いバックアッ
プは基本的には有りません。
「~しさえすればよい。」と言ったよう
な体制は用意されていませんし、学習塾
の教務や講師は基本的には受験生には殆
ど関与しません。
即ち、高校生になれば、中・高校受験の
ときに学習塾がしてくれたような合格の
ための有益な情報収集、さらには情報の
取捨選択を今度は自分自身が主体になっ
てしなければならないのです。
以上のようにして、学習面において自分
にとって最適な勉強方法を模索し、その
勉強方法が正しく機能しているかどうか、
をご自身で客観的に判断し、試行錯誤を
繰り返して最終的に自分ならではの勉
強方法を確立することが重要となるの
です。
まさに「自分のスタンス確立」です。
これには、高い自主性が必要となりま
す。
これは勿論、一朝一夕にしてできるもの
ではありません。
特に受験生大半がめぼしいと思っている
大学に合格したいならば、高校三年間と
言う限られた時間の中で一日でも早く自
分ならではの正しい勉強方法に辿り着く
ことが最低限必要なのです。
3.おわりに
高校生という時間はまさに子供から大人
への転換期です。大学受験において、い
ろいろな苦難を味わうと思いますが、こ
の苦難はまさに子供のマインドから大人
のマインドに変化するための青春時代の
試練の一つ、と私は考えます。
成長しているからこそ、苦難と感じるの
です。これを読まれている受験生の皆様
が大学受験は単なる試験ではなく、そう
いった重要な意味合いを持つ試験と捉え
て取り組んでいただければ、大変幸いで
す。
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