こんにちは。おっくんです。
これを書いている時点(2022年1月)
で共通テストも目の前に迫ってきました。
受験生の皆さんにはぜひ、これまでやっ
てきたことを思う存分に発揮できて好結
果になることを願ってやみません。
今回は、その共通テスト対策に関する話
をしたいと思います。
ぜひ読んでいただければ、幸いです。
目次
1.共通テスト対策の重要性とは?
https://www.fukuishimbun.co.jp
共通テスト対策は、
重要と考え、本気で取り組みましょう
本気で取り組めば必ず本意な結果が出る
とは限りませんが、本気で取り組まなけ
ればそれ相当の不本意な結果が還ってく
る正直な試験だからです。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、
一部本気で取り組んでいない人もおられ
るようです。
例えば、個別学力検査(以後、2次試験)
の配点が高い国公立大学(以後、2次重
視)を目指している受験生です。
2次重視となれば、試験問題の難度もそ
れなりに高いせいか、ここまでに難度の
高くない共通テストは問題なくできると
思われているかもしれません。
また、マーク式であることで小手先のテ
クニックや短期間集中で何とかなると思
われているかもしれません。
心当たりのある読者様へ一言言っておき
ます。ハッキリ言いまして、
考えが甘い
です。
2次重視だからと言って、共通テスト対
策を疎かにすると、大学入試そのものが
不本意な結果になる可能性が有ります。
大学入試センター試験(以後、旧・セン
ター試験)の時代からもそうですが、共
通テストは小手先のテクニックや短期集
中などで何とかなる試験ではありません。
旧・センター試験も共通テストもマーク
式ですが、正攻法で解くときちんと正解
でき、当てずっぽうで解くと正解できな
いように作成されています。
2次試験と私大入試を含めて大学入試問
題全体で見ても、至高の良問と言われて
いますが、非常によく練られて作成され
ているのです。
そのような共通テストですが、中でも特
に注意して取り組んで欲しいと考える科
目について次に説明します。
2.共通テストで特に意識したい科目は?
https://www.nikkei.com
特に意識して欲しい科目は、
・数学
・国語
です。
他の科目も勿論、共通テストならではの
対策は必要ですが、上記の2科目につい
ては、2次試験や私大入試では出くわす
ことのない形式だからです。
旧・センター試験そして共通テストを解
いていて感じると思いますが、それなり
の勉強をしていれば、スラスラ解けると
思います。
スラスラ解けるのであれば、不本意な点
数を獲る人はいないと思いますが、実際
には一定数いるのです。
不本意な結果になる理由は主に、
・試験時間
・膨大な出題範囲
と考えます。
上段の試験時間について、共通テストは
どの科目についても試験時間が非常に制
約されています。
しかも、その試験時間内に回答をするだ
けでなく、答案用紙(=マークシート)に
答えを鉛筆で塗っておかなければならな
いのです。
それゆえ、制約された時間によってペー
スが崩れることが不本意な結果になる1
つ目の理由でしょう。
下段の膨大な出題範囲について、旧・セ
ンター試験の時代からもそうでしたが、
共通テストの出題範囲は、基本的には
教科書の内容すべて
です。
教科書の内容を逸脱して出題されること
はありませんが、「すべて」出題される
ので、知識の定着や対策が不十分な分野
が有ると、大きな失点につながります。
これが不本意な結果となる2つ目の理由
でしょう。
以上を踏まえて、数学と国語について特
に注意して欲しい理由を次に説明します。
2-1.特に意識して欲しい理由~数学編
特に意識して欲しいのは、
分野ごとに制限時間が設けられている
からです。
ここで、東京大学(前期日程・理科類)
と共通テストの時間配分を比較してみま
しょう。※記述式やマーク式、そして難
易度の違いはここでは割愛して下さい。
・共通テスト
数学➀(Ⅰ・A)…70分
数学②(Ⅱ・B)…60分
計130分
・東京大学(前期日程・理科類)
理類数学(Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ)…150分
試験時間の差はありますが、決定的な違
いが有ります。何でしょうか?
共通テストは、70分以内で数学➀を、60
分以内で数学②を解答しなければならな
いと制限されていることです。
本番では、数学➀と数学②は別の時間帯
で受験しなければなりません。数学➀が
早く終わったからと言って、数学②に取
りかかることができないのです。
例えば、数学➀が30分で終わったから
、残りの100分で数学②を解くことは
できないのです。
一方で東京大学のそれは、150分以内
に解くことができれば良いのです。
時間の使い方は、受験生それぞれの自由
です。
例えば、数学(Ⅱ・B・Ⅲ)の分野が30
分で解けたので、残りの120分を数学
(Ⅰ・A)の分野に時間を使っても全く問
題ありません。
とある市販書籍で「東大理類数学を解く
受験生が、200点満点の120点を獲るこ
とが有る」と書いていました。
この得点となった理由は、まさに前記の
ような分野ごとの制限時間内で解く対策
が不十分だったことに因ると思われます。
このような制限は共通テストの数学なら
ではと言え、これが2次試験や私大入試
にはない難しさでしょう。
次に国語についても説明します。
2-2.特に意識して欲しい理由~国語編
特に意識して欲しいのは、
・1題当たりの配点が高い
からです。
実際の過去問の配点を見て頂きたいです
が、読解問題となると、1問当たりの得
点は、8点あるいは9点となっています。
※場合によっては、10点も有る。しか
も「部分点」は無し。
他科目で例えば数学では、2点あるいは
3点、多くても4点です。
国語は1問でも正解と不正解では、得点
差が大きく開きやすいことを意味します。
9割以上獲得を目指す場合、不正解が許
容されるのは、読解問題でせいぜい2題
です。
※漢字や意味、文法等の問題は全問正解
を前提とします。
80分で4題(評論/小説/古文/漢文)
をこなさなければいけないことを考える
と、実際にはそれなりの至難の業です。
言い換えれば、国語で高得点を獲得でき
るきることは、かなりのアドバンテージ
と言えるでしょう。
それなりの得点を獲得するためには対策
は言うまでもなく、共通テストならでは
の解答方法をしっかり知っておく必要が
あります。
3.おわりに
私が大学受験生のときは旧・センター試
験でしたが、この試験は正直しんどかっ
たです。
2次試験や私大入試も十分にしんどかっ
たですが、それ以上でした。
この感情は他の受験生も同じでした。
しかし、そのしんどさを乗り越えた時、
合格と言うものがやってきました。
本記事を読まれたのを機に、共通テスト
のしんどさは、合格を勝ち取るために不
可避なことと思い、取り組んでいただく
と幸いです。
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